http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/195224584.html?1334028977
神田昌典さんの本を紹介していました。
最後に本に書かれていることをそのまましないように注意を促していました。
別に間違ったことは言ってないのですが、途中で「消費行動を喚起」などという難しい言葉を使っていました。もし今の僕がアドバイスするとしたらお客さんの行動を操作するといった考え方をしている限り売上を上げるのは難しいかもしれませんよ。
というかもしれません。
儲かった原因をあとから分析して「消費行動の喚起」につながった具体的な要因はなにかということならわかりますが、最初からそこに視点をあてていると本質が見えなくなる可能性が出てくるはずです。
この1年間、るんるんを閉めてから半年経ちますが、お客さんからお金をいただいている理由はなんだったのかということを知らなかった自分から理解できた自分に成長したと思います。
お金をいただいている理由とは・・・
もちろん商品を提供してその対価としてお金をいただいているのですが、お出しする商品だけでなく店の雰囲気であったり店長(僕)の空気であったり、毎日開いているという信頼感であったり全てをトータルしてその中からお客さんが感じる価値としてお金を支払っていただいていたということ。
歯が悪いのでモーニングのパンは食べずにアイスコーヒーだけを毎日2杯飲んでくれていたお客さんがいました。その時は店を気に入ってくれてるんだなとしか思っていなかったのですが、そのお客さんにとってはるんるんという店はお客さんの生活の中の一部として毎日600円の価値を提供する場所だったのです。
定休日があったので、25日としても毎月15000円の価値を提供していたことになります。
毎月15000円もかかる商品ってどんなものだろうと考えてみるとその価値の大きさに気づきます。
お客さんにそれだけ大きな価値を提供しているという自覚を持っていたら接客する態度や商品に対するこだわりなども違ったものになっていたかもしれません。
前置きがながくなりましたが、1年前の自分へアドバイス。
オープン初日に毎日アイスコーヒーを飲みに来てくれるお客さんが来るから自分の納得いく商品を出すようにしてください。
振り返るとあの時はまだパックのコーヒーを出していました・・・。
少しすると玉子サンドを気に入ってくれたお客さんが来るからベストな状態の食パンをいつも用意できるよう心がけてください。
モーニングで利益を出すのは物理的に無理なので、モーニングのお客さんとのつながりを大事にしてお昼以降の時間帯をどのように使うかということを真剣に考えてください。
昼間に外食する人が多い場所ではないので、それを念頭にサービス内容を考えてください。
だす商品がわからなければお客さんに積極的に聞くことも大切かもしれません。
席数が5席しかないので、1日の売上がいくら必要かという考え方より、1ヶ月の目標利益を立ててひとりのお客さんが1ヶ月あたりに使ってくれる金額を計算することが必要になります。
1週間に1回のお客さんを2週間に3回来てもらえるようにするだけで売上は1.5倍になります。
テイクアウトで利益を出そうとせずテイクアウトからお店に来てもらうためにどうすればいいか、常連になってくれたお客さんに昼・夜も来ていただけるようにするにはどうすればいいかを考えるようにしてみてください。
ちなみにテイクアウトで必死だった時の記事です。
http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/200251311.html
http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/203794903.html
http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/204753208.html
http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/205255309.html
http://kotetsu-runrun.seesaa.net/article/207411307.html
↑最後のリンクは一家総出で頑張ってます!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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