僕は、「モティベーション日記」「成功への25の鍵」という彼の著書を2年ほど前に読んだことがあるのですが、なにをしている人なのかよくわかっていません。
一言で言うと成功哲学の本だと思うのですが、未だに成功していない状況からするとその哲学は僕自身のものになっていないのでしょう。
何がきっかけか思い出せませんが、先週2冊を読み返してみました。
その中で妙に心に残った箇所があったので、ご紹介したいと思います。
「モティベーション日記」96ページより以下本文をそのまま引用させていただいています。
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一群の動物たちが、みんな得意不得意のない、成功した人生を送れるようにするために、学校をつくりました。
生徒は、アヒル、魚、鷲、フクロウ、リス、ウサギなどでした。
何を勉強するかについてみんなで相談した結果、「駆け足」、「水泳」、「木登り」、「跳躍」、そして「空を飛ぶこと」の五つの科目が決まりました。
一日目の授業は、「駆け足」でした。一番になったのはウサギで、もう自分を抑えきれないくらい有頂天になって「ぼくは学校が大好きだ」といいました。そして「ぼくが上手にできることをやるんだ」といい、先生に「練習を重ねれば、チャンピオンになれるよ」と励まされました。
リスの「駆け足」の成績は平均的で二番めにゴールしましたが、その他の動物たちは落第しました。
次の授業は、「水泳」でした。ウサギは水に入りたくありませんでしたが、先生は厳しくいいました。「今は苦手かもしれないが、五年もすれば、水泳を習っておいてよかったと思うよ」と。
かわいそうなウサギは、水に飛び込みましたが、すぐ沈んでしまい、他の動物たちが引っぱり上げてやらなければ、溺れて死んでしまうところでした。
他の動物たちは、ぬれネズミに近い姿になったウサギを見て笑ってしまいました。
通知表がきてみると、どの動物も少なくとも一つはよい成績をとりましたが、他の科目はよくない成績でした。
賢いフクロウだけは、失敗しているのは学校であって、生徒たちではないことに気づいていました。
そして、いいました。
「自分が上手にできることに集中するために、学校やビジネスの世界を使うとよい。四つ足の動物は一日中走り、リスは木に登り、鷲は空を飛び、魚は水の中を泳いでだけいればよい」と。
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学校やビジネスの一部では、短所をカバーするよりも長所を伸ばしていくことが大事だという考え方があります。教えられる側、仕える側ならそういった視点で導かれることはその人にとってもプラスになるでしょうし、学校や会社全体にもいい影響があるのかもしれません。
ただ
僕たちのような小さな会社の経営者や個人商店の代表の立場の人間はどうしたらいいのでしょう。
僕の場合は、不動産業にかかわって13年程になりますが、長所を活かせるから続けているのではなく成り行きで過ごしてたら13年経ってしまったというのが、真実です。
入社当時から住宅販売の営業スタイルに対する違和感を持ち続け、今も尚、他の仲介業者などの営業スタイルがその当時とあまり変わっていないことに寂しい気持ちになります。
その「営業スタイル」を具体的に説明することはまた別の機会にしたいと思いますが、そういった世界に浸かっていた自分も汚染され、売るまでは一生懸命になっても引き渡した後は、クレームが来ないようにと連絡が億劫になってしまう傾向にあります。
2年ほど前から自分には不動産業は向いていないと思うようになっていました。
ただ今回上の文章を読んだときに感じたのは、僕のやっていることは、魚が空を飛ぼうと必死にもがいていることと同じではないのかということです。
不動産業が向いていないのではなく、魚が水中を泳ぐような経営をしていないだけなのではないのかと思ったのです。
儲けるためには、商品やサービスをお客さんに買っていただかなければいけないのですが、これまでは商品やサービスにこだわりすぎて自分が魚だということに気づいていなかったのです。
魚であるのなら同じように水中を気持ちよく泳ぎたい人に泳ぎ方を教えてあげることができます。そこには商品やサービスの内容は一切関係ないのです。
今年の目標は、自分や会社をどれだけ売り込めるのかに焦点をあてて活動していくことです。
本日のおまけ画像

区役所で証明書を申請したら受付番号の札を渡されました。その時の広告入り番号札です。
待ち時間の間に嫌でも目に付くものなので、ここに広告をすることは有効だと思うのですが、商品の案内が小さくたくさん書かれているだけで、見ているほうからすると「広告か〜・・。」で終わってしまいます。
せめてその情報を持ち帰ってもらえるようにQRコードを読み込んだり、番号札を携帯で撮影してもらえるような行動をおこしてもらえるように知恵を絞った広告にすれば費用対効果も計測できやすくなるのにな〜と思いました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
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ラベル:ポール・J・マイヤー モティベーション日記